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2024/03/02 10:12

オクラ栽培で、よく質問されることをまとめてみました。


Q.種が発芽しない
A.オクラの種は皮が厚く吸水しにくい硬実種子のため、一昼夜湿った布などで包み、十分吸水させた後に
  播種すると発芽しやすくなります。発芽適温は30℃前後です。
  オクラの発芽には、温度・水・空気が必須です。


Q.花が咲かない・実が付かない
A.オクラの花が咲く時間が短いため、実が付いていれば花が咲く時間を見逃している可能性があります。
  花が咲かず実も付いていなければ、肥料に問題があると思われます。
  チッソ成分の多い肥料は草勢が旺盛になりやすいため、リン酸を多く含む肥料を追肥されることをお勧めします。


Q.定植後にすぐ枯れる
A.オクラは根が弱く、直根が傷むと枯れてしまいます。定植する場合も根鉢は崩さず、そのまま植えつけましょう。
  間引きを行う際も引き抜かずハサミで切って、根を動かさないようにしてください。
  またオクラは低温にも非常に弱い作物です。保温のためホットキャップなどの被覆資材を使用するか、気温・地温
  共に上昇してくる5月中旬頃に定植しましょう。過湿も苦手なため、過度な水やりには注意が必要です。
  

Q.実が曲がる
A.高温になり根が傷むと水分不足により、曲がった実ができ始めます。
  梅雨明け後、カルシウム液肥を葉面散布して予防しましょう。


Q.実にイボイボができる
A.実にイボイボが生じる原因は、肥料不足です。生理障害のため食べても問題はありません。
  チッソ・リン酸・カリウムが均等に入った肥料を追肥し、株の周りの土を根を切らない程度に
  軽く耕し、根に酸素を供給してあげてください。




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