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2026/02/12 14:14

荒神とは?


荒神はもともと

火の神

かまど(台所)の神

家を守る神

農耕・五穀豊穣の神


といった性格を併せ持つ神様です。


「荒神」の「荒」は、

荒々しい・力が強い・人知を超えた存在を意味します。


自然の力を完全に制御できなかった時代、

火や天候は恵みであると同時に脅威でした。

その力を鎮め、味方につけるために生まれた信仰が荒神様です。




荒神祭の主な目的


荒神祭は、次のような願いを込めて行われます。

火災除け

家内安全

五穀豊穣・豊作祈願

疫病退散

かまど・食の安全


特に農村部では農業と深く結びついた行事として大切にされてきました。




農業は、すべてが種から始まる仕事です。

品種の選定、播種の時期、土づくり、気象への対応――

どれか一つが欠けても、安定した収穫にはつながりません。

荒神に祈りを捧げてきた先人たちは、経験と勘だけでなく、

自然への畏敬と感謝をもって、その難しさに向き合ってきました。


私たち種苗に携わる者にとって、

一粒の種には遺伝的特性、栽培適性、地域との相性といった

多くの価値と責任が込められています。

荒神祭が大切にしてきた「農を守る心」は、

安全で信頼できる種苗を次の生産者へ届けるという

現代の種苗産業の使命とも重なります。


伝統を守りながら、未来を切り拓く。

地域農業に根ざした種苗の提供を通じて、

これからも生産者の皆さまと共に、

山口の農と食を支え続けていきたいと考えています。



弊社がある地域の高倉荒神社で行われる荒神祭は、毎年2月28日。

今年も多くの露店と参拝者で賑わうに違いない。


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